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寒い季節というのは無性に人恋しくなります。
人間とはそういう生き物なのでしょうか。
冬眠することも叶わず、凍えようが雪が降ろうがひっそり生きていくしか選択肢はありません。
クリスマスがどうだ、は正直関係ありません。
寒いというのも関係ないのかもしれません。
ただ、12月というのは人恋しいのです。
誰一人つかまらないこんな夜は、尚更。
少しばかり学内の何処かに出向いて見知らぬ人と語らおうかとも思いましたが、あまりの人の多さにそれも叶いませんでした。
いえ、僕一人ぐらい入る隙間ぐらいあるのでしょうが、立ち入る勇気がないだけです。
多くの人が居る場所へは足を踏み入れづらいのです。
多くの人の中で味わう孤独ほど辛いものはありません。
人恋しいと訴えながら、人が怖いと訴える。
人とは矛盾した生き物です。
だから自分はおかしくない、はずです。
ですが、その矛盾ゆえにぽっかり空いた何かは、今宵も埋まりません。